つい先日購入したMac miniを、Chromebookからえんかく操作してみました。
やりかたは、いたって簡単でした。
<おもな手順>
・ChromebookでURL欄に以下を貼り付ける
remotedesktop.google.com/access
・事前に登録した接続先(Mac mini)を選択
・事前に登録したパスコードを入力
これでChromebookからえんかくでMac miniを操作できます。
たとえばMac miniで操作したいソフトがあればChromebookから作業ができてしまうので、夢のようなツールに感じましたが、いくつか制約がありそうです。完全な状況でリモート作業ができるわけではないですね。
たとえば、音について。Mac miniの動画編集ソフト Davinci Resolveで音を再生すると、わたしの環境の場合、テレビにMac miniを接続しているのですが、テレビから音が再生されます。
いまは、おなじ部屋から操作しているのでさほど違和感かんじないのですが、となりの部屋から操作したら、当然ながら音が聞こえませんので、動画編集の観点ではあまり役にたたないように思います。また、これはわたしの環境下だけかもしれませんが、Davinci ResolveをChromebookから作業していると、レインボーカーソルが頻発してしまって作業になりませんでした。注1
注1 検証のため後日、あらためてチャレンジしたところ、まったくレインボーカーソルがでることがなくなりました。Chromebookからの操作は画面のサイズからもiPad無印(第6世代)と比べて画面サイズの観点で快適に感じました。レインボーカーソルの原因は、もしかすると、一緒にiPadをSaidcarで使っていたことが原因なのかもしれません。確定的なところはなんとも言えませんが、ChromebookからM1 Mac miniをえんかく操作するという観点の問題はないようです。
これはChromebook側の問題かもしれませんが、リモートデスクトップでMac miniを操作したときに、画面発色が若干チープな印象があります。カラーを扱うような作業については動画編集、画像編集ともに、若干きびしいのかもしれません。
文書作成については特段、リモートデスクトップでの作業に影響がないと思いました。
リモートデスクトップでもChromebookの画面タッチ機能は使えました。普通に画面をタッチすると、マウスでクリックしたこととおなじ認識になるみたいです。画面タッチがつかえないMacbook Air、Macbook proと比べると、この点は優位性があります。わたしのMac miniの主な作業は動画編集です。動画編集だと、そこまでタッチ機能を頻繁に使うわけではないのですが、直感的に画面に触れることができるという情報は、誰かにとっては役に立つ可能性があります。
比較してみましたところ、自宅内の利用に限定すれば、Saidcarで接続したiPadのほうが画面発色がきれいです。ただし、接続するためにテレビの画面でMac miniからsaidcarの接続を試みるのが手間に感じました。それも一発で接続できるわけではないんですよね。接続中もなんか、安定性に乏しいように感じています。Chromebookからのリモートデスクトップでの接続のほうが安定感をかんじました。
ちょっとした差だと思いますが、必然的にCrhomebookからのリモートデスクトップ接続のほうが、接続作業も安定性もあるので、結果、Chromebookからの利用機会が増えつつあります。それにiPadからMac miniを操作するには外付けキーボードが原則必要になりますので、外付けキーボードの設定も煩わしく感じてしまいます。
まだ結論めいたことは言えませんが、ChromebookとMac miniのリモートデスクトップ接続はもう少し検証を続けて行きたいと思います。できればMac miniとChromebookでリモートデスクトップ接続をした上で、ChromebookにモバイルモニターをタイプC接続したらどういう使い勝手になるのかを試したいと思っています。たぶんChromebookのほうが4Kのモニターでなければ、できると思っています。