Chromebook Acer Spin311レビュー【購入して2周間使用】

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Chromebook Acer Spin311を購入してから2周間ほど使いましたのであらためてレビューしていきたいと思います。

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購入先:Amazon

名称 Acer Spin 311 CP311-3H-A14P
CPU MediaTek プロセッサー M8183C
メモリ 4GB
記憶装置 64GB eMMC
キーボード 日本語配列
液晶 11.6 IPS液晶 Gorilla Glass タッチパネル
重量 1.05Kg

入力インターフェースの数が少なめ、HDMI端子、SDカードスロットがほしいところ

以前使っていたAcer C720は、HDMI端子、SDカードスロット(ただし大幅にはみ出るので使いにくい)がありましたが、Acer Spin311ではHDMI端子、SDカードスロットが省略されています。日常的にはHDMIを使わないといえば使わないのですが、実体験として以前使っていたAcer C720は、来客したときに、自分が最近ハマっているYoutubeチャンネルをTV画面に投影して紹介する「Youtube DJ」という遊びをしていました。コロナが落ち着くまで来客は当面ないとは思いながらも、TypeCの端子からHDMIに変換が必要なので、いずれ揃えて置く必要があります。

SDカードスロットからSDカードがはみ出すくらいなら、不要と思いましたが、デジカメのデータを取り込んだりするのは便利でしたので、わたしにとっては少し残念なポイントです。

アナログのイヤフォン端子を残してくれたのはほんとに良かった。Bluetoothイヤフォンで十分という声がありますが、ヘッドセットの端子がアナログ端子なのと、そもそもBluetoothイヤフォンをまだ購入していません。かなり以前にAmazonで買った経験はあるのですが、粗悪品で、まったく使い物にならないレベルのものを購入してしまった経験があるので、なかなかあらためて買う気になれません。

11.6インチの画面サイズはギリギリ許容できるが画面の縦が特に狭さを感じる

わたしは普段ノートパソコンは15インチのものを使っています。ビジネスでは13インチのノートPCを使っています。なお手元にはiPad 9.6インチがあります。それらと比較すると、11.6インチをパソコンとして見た場合、少々手狭に感じるようになりました。特に縦が狭く感じます。

画面が大きいことが正義だとは思うものの、持ち運ぶことを前提とした11.6インチを自ら選択していますので、その点あまり文句は言えませんが、縦だけ、もう少し広くできる余地は感じますよね。だって、無駄に黒縁が太いですし。ここはあともう少し広がると個人的な使い勝手としては向上する余地がありそうです。

余談ですが、サイズや値段的には少し前に発売されたChromebook Idea padがライバル機になるように思います。こちらは10.1インチで、キーボードが取り外しできます。CPUの性能は似ているようですが、本体重量は半分以下の450gと軽量です。ストレージも128GBがあるとかで、タブレットとして活用するのも使いやすそうですし、こちらもサブマシンとしてとても優秀な印象ですね。参考までに貼っておきます。

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案外スピーカーの音はよいと感じる

演奏してみた動画のミックス、動画編集作業をしているのですが、実際にアップした動画をチェックするときにもこのAcer Spin311は重宝しています。

Youtubeで音楽を聴いていたときに思ったのですが、なかなか音が良いと思います。比較対象として、15インチのノートPCと比べていますが、こちらは、音にこだわっているという触れ込みで購入した経緯があります。その割にいまひとつの音だったのですが、そのノートPCと比べてバランスよく聞こえますね。iPadと比較しても良い音に思います。音にはあまり期待していなかったので期待を超えてきました。かなり満足しています。

CPUがMediaTek プロセッサーならではの良い点、悪い点

CPUについては意見が分かれるところですよね。アンドロイドのアプリとの相性はよいと思うので、アンドロイドのタブレット的な使い方ができるのが、Acer Spin311の魅力と思いますし、電池の駆動時間にもよい影響がある反面、CPUの性能としてはぎりぎり並くらいでしょうか。Linuxのことをよくわかっていないのですが、どうも、intelのCPUのほうがLinuxのソフトをインストールする選択肢が広いように思います。Linuxのソフトをもっと楽しみたいと思う場合は、ハイスペックなintelのCPUを選ぶほうが長く楽しめるようにも思います。

わたしはChromebookの標準的な機能でも十分満足していたので、アンドロイドのアプリもおまけみたいな位置づけなので、過度なCPU性能を求めていませんでした。ただ、Linuxのソフトをもうちょっと試してみたいなという気持ちはありますのでちょっとだけ消化不良なところはありますが、オフィスソフトのLibreOfficeとGIMPが使えますし、電池の持ちについても満足度が高いです。

実際のベンチマークはこのような結果でした。あまりこのスコアがAcer Spin311の体験できることの参考になるとは思いませんが、定量的に把握したい方、数値を確認したい方もいらっしゃると思いますので、参考までに共有します。

そもそもChromebookはビジネスで使えるのだろうか

正直なところビジネスでChromebookを活用するのは難しいかなとは思います。理由は単純で、ビジネスでよく使うオフィスソフトだけ使えればよいかというと、そうでもなくて、会社ではたくさんのシステムを扱う必要があります。一般的にそれらのシステムをすべてChromebookに対応できるように、改修したり、置き換えることはそんなに簡単な話ではないでしょうね。

フリーランス、個人事業主の方は自分の効率を高める上ではChromebookはとてもよい選択肢になるとは思います。ブロガー、執筆家、オンラインセミナーを主催するとか、そういう用途で使う分にはかなり有能なガジェットになると思います。近い将来、Kindle出版を考えている方にとってはとてもよいワープロ代わりに使えると思います。なので、どちらかというと個人が使う用途に近いのかな。大学生にも十分おすすめできると思いますが、ノート代わりに使えるiPadのほうが選択肢としては好まれるのかもしれません。個人的にはiPadと同時に使うのが便利だと思っていて、1つのデバイスに全部振り切るのではなくて、iPadとAcer Spin311の組み合わて活用するのがよいのではないかと思います。

3万円代で購入できるサブマシン。心地よくて守備範囲も広くこれからも長く使える買って大満足なマシン(長い)

Chromebookを愛用してきた経験として、Chromebookはサブマシン的ではありながらも個人に深く馴染むマシンだと思っています。Acer Spin311は3万円代で購入できる安価な価格であり、起動の速さ、扱いやすい大きさ、持って歩くのに苦労しない1.05Kgという重量、15時間の電池駆動時間、これらがとても心地よく感じます。アンドロイドアプリ、Linuxソフトを適度に楽しめるのもポイント高いです。Acer Spin311だけでなんでもこなすのは難しいのですが、ワープロ的な使い方がおすすめできます。個人で文書作成したり、ブログ専用機としての使い勝手は秀逸です。ワープロ的な需要は満たせると思っており、ポメラの購入を考えている方にとっては、Chromebookが対案のひとつになるでしょう。

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